概要

リハビリ集合写真 543㎡のリハビリテーション室を有し、急性期、回復期(回復期リハビリテーション病棟・地域包括ケア病棟)、維持期(療養型病棟)、生活期(訪問リハビリテーション)と患者さんが発症後辿って行かれる全ての時期に途切れのないリハビリテーションを提供できる体制をとっています。また、在宅生活をしながら治療が行えるよう外来でのリハビリテーションも行っています。障がいを負われた方々の機能回復と社会復帰を目指し、総勢49名のスタッフで専門的なリハビリテーションを提供しています。
 また外来での小児リハビリテーションでは、作業療法士・言語聴覚士・理学療法士により、お子さんへの発達支援を行っています。 

 

 

施設基準

種別
脳血管疾患等リハビリテーション
廃用症候群リハビリテーション
運動器リハビリテーション
呼吸器リハビリテーション
がん患者リハビリテーション
心大血管疾患リハビリテーション

内容・特色

回復期リハ またぎ動作■回復期リハビリテーション

 長期間のリハビリが必要な方は、回復期リハビリテーション病棟にて、専門的に退院までのリハビリテーションを行います。理学療法・作業療法・言語聴覚療法が、それぞれ日常生活に密着したリハビリを通し、より多くのリハビリを提供することで、機能回復、および日常生活動作の改善を図っていくことに努めています。
>>回復期リハビリテーション病棟

 

■がんのリハビリテーション

がんリハ がんの手術をされた患者さんや、がんの治療中の患者さんの機能回復やサポートを行います。手術を受けられた患者さんには、手術後の寝たきり期間に生じる筋力低下や運動機能の低下を防ぐため、翌日からリハビリを行い、出来るだけ早くベッドから起きる練習や歩く練習などを開始します。また、乳がんの手術後の患者さんには、女性スタッフが専属で対応しており、腕の機能が十分に回復するまで入院~外来(自宅での家事動作や復職など)までリハビリを行います。緩和期の患者さんには、“その人らしく過ごせる”事を目的に、それぞれの患者さんに合ったサポートを行います。

 

■小児リハビリテーション

>>小児リハビリテーション

 

退院支援

■家屋訪問(退院支援)

 在宅への退院に向けて、家屋訪問を行い、自宅での動作の練習や安心して生活が送れるよう環境調整を行わせていただきます。(全ての病棟で実施します)

 

■自動車運転再開への支援

 脳血管障害などによる上下肢の麻痺や高次脳機能障害が生じた患者さんに対し、自動車学校と協働し、自動車運転再開への取り組みを行っています。

  • 運転実技、運転適性検査からなる講習を受け身体機能を自覚していただき、退院後の安全運転のための評価を実施しています。
  • ドライブシュミレーター
     退院後に自動車運転の復帰をされる方に向けて、運転技術における評価・訓練をサポートするため、平成308月よりドライビングシュミレーター「Hondaセーフティナビ」を導入しました。ドライビングシュミレーター「Hondaセーフティナビ」は、リハビリテーション中の方が、自動車の運転復帰に向けて運転に対する評価・訓練をサポートするためのソフトです。

自動車訓練ドライブシュミレーター


■チーム医療

 当院では、各診療科でチームを作り、カンファレンスや回診を行い、情報を共有してチーム医療を展開しています。

チーム医療

心臓リハビリテーションチーム

 

呼吸サポートチーム(RST)

 

がんリハビリテーションチーム

 

整形外科チーム

 

ADL向上プロジェクトチーム

各部門紹介

理学療法部門

 理学療法は、身体機能に障害が生じた際、その基本的な動作能力の改善を目的に運動療法や徒手的治療などを行います。多科に渡り幅広い疾患へ介入し、早期自立を目指し急性期の最も重要な時期に大切なリハビリテーションを行う体制をとっています。

 主治医・担当看護師との緊密な連携の下、術後及び発症後早期から集中的な理学療法を実施することで入院期間の短縮と最終的な機能予後の水準を高めることに努めています。

 

対象疾患

 人工関節置換術後 骨折術後 外科術後 乳腺疾患術後 脳血管障害 内科疾患 呼吸器疾患 心疾患 がん疾患など

 

当科の理学療法の特色

がんリハ*乳がんリハビリ*

 乳がんの術後に手術側の肩や腕が上がりにくくなる事があります。

 手術後の痛みや身体状況に合わせて、手術前と同じように動かせるよう一緒にリハビリをしています。また、リンパ浮腫を発症された方もリハビリをさせていただきます。少しでもむくみが気になられる方は、お気軽にご相談ください。

 

 

インソール作成*インソール作製*

 NPOオーソティックスソサエティーが独自に認定するライセンスを取得した理学療法士が、足や靴に関する正しい知識やトラブルの予防・解決方法を学んでおり、主に歩行によって発生する様々な問題を抱える患者さんに対して、インソールを作製し歩行改善を行います。

 

 

 

作業療法部門

作業療法士集合 作業とは「意味と目的のある活動」のことで、作業療法では疾病により障がいを来した後、生活を再構築するために、身の回りの動作や日常生活動作、社会で必要な動作の獲得を図ります。

 

対象疾患

 人工関節置換術後 骨折術後 外科術後 脳血管障害 内科疾患 呼吸器疾患 心疾患 がん疾患など

 

 

当科の作業療法の特色

*作業療法の急性期早期介入*

 急性の早期の時期より理学療法と共に介入し、日常生活動作や家事動作の獲得に向けて練習を行います。

 

調理訓練*ADL・ IADL練習*

 退院後の在宅生活に向け、実際の家事動作練習や環境設定、買い物の練習など院外での練習も行います。
 ADL(日常生活動作)
 IADL(買物・外出など 自立した日常生活をおくる能力)

 

 

*上肢機能への積極的な介入*

上腕機能訓練 脳血管障害により生じた上肢・手の麻痺に対して、積極的に練習を行います。

 

*認知機能練習*

 脳血管障害により生じた高次脳機能障害に対して、言語聴覚療法部門と協働して認知機能練習を行います。

 

 

 

 

言語聴覚療法部門

言語聴覚士集合 言語聴覚療法では主に脳血管障害によって言語機能や発声・発音、認知機能などが損なわれ、ことばによるコミュニケーションが困難になられた方に対し、円滑にコミュニケーションが図っていけるよう専門的サービスを提供しています。

 さらに、その人が自分らしく生活を構築できるような支援も行います。

 

対象疾患

 脳血管障害 頭部外傷 がん疾患 その他(失語症 構音障害 記憶障害・注意障害などの高次脳機能障害、摂食・嚥下障害)

 

当科の言語聴覚療法の特色

 食事や水分が飲み込みにくい、ムセて食べにくいといった摂食・嚥下言語聴覚法機能に問題のある方に対して、医師や理学療法士、作業療法士と協力しながら治療やアドバイスを行います。 

 嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査を実施し、詳細に嚥下機能の評価を行いながら、少しでも口から食べることが出来るよう訓練を実施しています。

嚥下内視鏡検査

 

*嚥下内視鏡検査*

内視鏡を用いて実施する嚥下機能検査です。 本検査は、場所を選ばずどこでも繰り返し実施できるという利点があります。 咽頭・喉頭の器質的・機能的異常の有無を観察します。

 

 

訪問リハビリテーション

 在宅で療養されている方に理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が訪問させて頂き、主治医やケアマネージャー等と連携を取りながら住み慣れたご家庭で安心して生活できるように支援します。

 ベッドからの離床動作の練習を出発点に浴室やトイレの使用など日常生活動作の練習、車椅子や杖の使い方、家事動作などの応用動作練習、家の中から外への生活の行動範囲を広げることができるよう支援します。また、ご家族へ介助方法の指導や必要に応じて在宅で必要な福祉用具や在宅改修についてのアドバイス を行います。その他、摂食・言語機能にお困りの方がいらっしゃいましたら対応いたしますのでお気軽にご相談下さい。

 

訪問リハビリテーションセンターの紹介ページ

 

 

主な実績

項目 平成28年度 平成29年度 平成30年度
リハビリテーション
平均単位数/日
(1人の患者が行う訓練時間)
*1単位=20分の訓練
一般病棟(急性期) 2.8単位 3.9単位 3.4単位
回復期リハビリテーション病棟 6.3単位 6.1単位 6.1単位
地域包括ケア病棟 2.4単位 2.3単位 2.3単位
リハビリテーション新患処方件数
(入院のみ)
978件 1,045件 1,194件
嚥下造影検査 56件 57件 44件
嚥下内視鏡検査 29件 71件 71件
外来小児リハ
■主な疾患:
広汎性発達障害、知的障害、言語発達遅滞、注意欠陥多動障害、
自閉スペクトラム症、ダウン症、超低出生体重児、経口摂取困難など
53件 52件 75件

 

認定資格、研修修了

認定資格、研修終了等

  • 認定理学療法士(運動器1名)
  • 3学会合同呼吸療法認定士 2名
  • 心臓リハビリテーション指導士 1名
  • がんのリハビリテーション研修会修了者 11名
  • 骨粗鬆症マネージャー 1名
  • フットケアトレーナー 1名
  • ケアマネージャー資格取得者 1名
  • 福祉住環境コーディネーター2級 9名
  • 日本ボバース研究会成人片麻痺認定講習会(基礎講習会修了者3名、上級講習会修了者1名)
  • 日本理学療法士協会 指定管理者(初級)1名
  • 日本理学療法士協会 指定管理者(上級)1名
  • 日本理学療法士協会 地域包括ケア推進リーダー 3名
  • 日本理学療法士協会 介護予防推進リーダー 4名
  • 日本理学療法士協会指定 職業性腰痛予防講師 1名
  • 鳥取県糖尿病療養指導士 2名
  • 重症児の在宅支援を担う医師等養成インテンシブコース修了者1名
  • 転倒予防指導士 1名
  • リンパ浮腫療法士 1名
  • 認知症ケア専門士 1名
  • LSVT LOUD 2名

スタッフ紹介

構成員

スタッフ数計49名が在籍

種別 人数

リハビリテーション科部長

1名

理学療法士(PT)

24名
・回復期リハビリテーション病棟専従:7名
・訪問リハビリ:3名
・小児リハビリ:1名

作業療法士(OT)

17名
・回復期リハビリテーション病棟専従:5名
・訪問リハビリ:3名
・小児リハビリ:1名

言語聴覚士(ST)

7名
・小児リハビリ:2名
・訪問リハビリ:1名

事務スタッフ

1名

理学療法士

技師長

東京都立医療技術短期大学/現:首都大学東京卒業

病気により入院された方々が回復し、再び元の生活へ安心して戻れるようにサポートしていく事が私たちの役目です。手には技術、頭には知識と熱意を心に、スタッフ一人ひとりが自己研鑽に励み、患者さんの回復のお役に立てるよう向き合っております。

理学療法士

副主任

YMCA米子医療福祉専門学校卒業

発症から在宅復帰まで一人の患者さんを手厚く介入しています。また、在宅復帰してからも訪問リハビリの介入や、系列の介護老人保健施設やわらぎとの連携により、退院後のサポートが充実しているのも特徴の一つです。 明るく優しいスタッフが多く、非常に働きやすい職場環境です。

理学療法士

副主任

広島国際大学卒業

患者さん・ご家族の希望・意向に合わせてリハビリを実施し、より良い形で退院することが大切だと考えています。そのために他職種との連携を図りながら、理学療法士としての専門性を出せるよう日々心がけています。

作業療法士

主任

YMCA米子医療福祉専門学校卒業

特徴として脳血管リハ、運動器リハ、呼吸器リハ、がんリハ、小児リハ(発達障がい)など幅広く診療しており、作業療法でも各分野において関わっています。そのため、作業療法士として多くの疾患の方に関わる機会があり、対象者のライフステージに応じて退院後の生活を幅広く想定しながら、心身機能を改善し、日常生活動作の向上を目指しています。

作業療法士

副主任

YMCA米子医療福祉専門学校卒業

急性期、回復期、生活期の各期に応じたアプローチを行い、患者さんが自分らしい生活を送ることができるよう支援します。また、よりよいサービスを提供するために、患者さんやご家族はもちろん、スタッフ同士でのコミュニケーションも大切にしています。

作業療法士

副主任

姫路獨協大学卒業

急性期から慢性期、また在宅での訪問リハビリまで幅広く作業療法を提供しています。入院時から退院に向けて、多職種と連携を図りながら個々の患者さんに合わせた日常生活動作訓練や作業活動訓練を病棟やリハビリ室にて実施しています。

言語聴覚士

副主任

松江総合医療専門学校卒業

嚥下障害や失語症・構音障害、そして高次脳機能障害等の患者さんを対象に急性期~維持期、在宅まで関わらせていただいています。他スタッフから刺激をもらうことも多く、やりがいのある職場です。

訪問リハビリテーション部門

作業療法士 主任

YMCA米子医療福祉専門学校卒業

地域のみなさんが住み慣れた自宅で安心して生活できるよう、訪問リハビリテーションを行っています。主治医、ケアマネージャー等と連携を取りながらサービス提供を行いますので、いつでもご相談ください。

訪問リハビリテーション部門

理学療法士 副主任

YMCA米子医療福祉専門学校卒業

経験豊富なセラピストが自宅を訪問し、地域のみなさんがより自分らしい生活を安心して送れるようにリハビリテーションを行います。


スタッフの出身校

東京都立医療技術短期大学(現:首都大学東京)
YMCA米子医療福祉専門学校
鳥取市医療看護専門学校
島根リハビリテーション学院
リハビリテーションカレッジ島根
松江総合医療専門学校
川崎リハビリテーション学院
広島国際大学
兵庫医療大学
姫路獨協大学
神戸医療福祉専門学校
長崎リハビリテーション学院
国立呉病院付属リハビリテーション学院
出雲医療看護専門学校
玉野総合医療専門学校
千葉県医療技術大学校
神戸学院大学
大阪医専

新人教育体制

 新しく入職したスタッフの技術向上のために、科内にて業務指導者(プリセプター)が前年度から毎年指導計画を立て、体系的な教育を図っています。


2019年度 新入職員からの一言

(大阪医専 理学療法学科 卒業)

 地域性を重要視し、発症から退院、退院後のケアまで一貫した積極的なリハビリテーションを学べる環境に魅力を感じ入職しました。
 チーム医療として、多職種と連携を図る事に日々自分の重要性を感じています。全ての患者さんが笑顔で退院できるように、一人一人の患者さんに寄り添い学びの姿勢を大切に精一杯頑張ります。


 

(YMCA米子医療福祉専門学校 作業療法学科 卒業)

 急性期・回復期・訪問といった様々な領域の経験ができ、地域の方々のより良い暮らしのお手伝いをしたいと思い入職しました。多様な疾患の患者さんに関わる中で一人一人ちがう生活があることを感じ、その方らしい生活を提供できるように日々考えています。患者さんとの関わりを大切にし、周囲の方々と協力して目標を達成できるよう挑戦していきます。

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